2016年09月02日

|最終更新日 : 2016年10月09日|

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その他

ニート・ひきこもりから脱出する方法を体験談から推測する

Content ni tokara 1

私の周りにはニートやひきこもりの経験者がなぜか多かった。
高校を卒業するタイミングに進路が決まらなかったり、転職の失敗であったりと原因は様々。

ほとんどの人は数ヶ月から数年でその立場から脱出して社会生活を送れるようになっているわけではあるが、現在になってもいわゆる高齢ニートとしてもがき続けている仲間もいる。

脱出した人、できない人に共通したいくつかの特徴がみられたのだが、それらを忘備録としてここに記しておきたいと思う。
何かのお役に立てれば幸いである。

ニートとひきこもりの定義

ニート
「十五歳から三十四歳までの、家事・通学・就業をせず、職業訓練も受けていない者」

ひきこもり
「仕事や学校に行かず、かつ家族以外の人との交流をほとんどせずに、長期間自宅にひきこもっている状態の人」

ニートと初期の引きこもりはほとんど同じような状態で似通っている部分は多い。
重度のひきこもりとなるとかなり厄介になるが、ひきこもりとニートは同義に近い形で呼称されているケースがほとんどかと思う。

ニート・ひきこもりになるきっかけ

ニートやひきこもりになるきっかけは実に様々だ。
ただ、共通しているのは、そうなってしまう誰もがこの2つの要因を持ち合わせているという事である。

1.何らかの躓きがある
病気や受験、就職であったりとなんらかの「つまづき」がきっかけになっている。

2.コミュニケーション能力に問題がある
友達作りがうまくいかなかったり、人との距離感がうまくつかめなかったりとコミュニケーションが得意でない。
ただ、ニートやひきこもりになるまでは普通の人付き合いをしていた人も多い。
苦手というわけではなく、得意でないといった印象だ。

私の経験上ではこの2つは絶対条件となっていた。
ただ、2つの要素を満たしたとしてもひきこもりにはならない人がほとんどだと思うので、何らかの不運が重なったりとタイミングの要素も強いかも知れない。

脱出方法

周りにニート経験者がいない人は勘違いしがちであるが、彼らは家にいたくて居続けているわけではない。
ほとんどの人がこのままではいけないこともわかっているし、何とか一人で生活できるように自立しなければいけないと思っている。
ただ、最初の一歩に躊躇してしまい、停滞を余儀なくされてしまっているのだ。

ニートやひきこもりになる人は、何らかの躓づきにあった結果、そこから一歩が踏み出せなくなった人がほとんど。
逆に言えば、その一歩さえ踏み出せればそのまま歩き続ける事ができる人も多い。

外に出られない人は徐々にでも外に出られるように理由をつくるしかない。
実際に脱出に成功したケースを紹介していこう。

1.働く

一番、基本的な脱出方法といえる。
この一歩を踏み出すことは簡単では無いが、やる気が一瞬でも湧き出た時にすぐにトライすることが重要だ。

仕事内容としては、とにかく自分が続けられそうな負荷のない職場を選ぶと良い。
短時間かつ重いものを持たないような、スーパーの出荷部門や短時間の食品製造工場などがいいだろう。

ニートやひきこもり経験者は新聞配達を経験している人も多い。
作業は2時間程度で誰とも話し込む必要はないので、第一歩としてはオススメと言える。
ただ、冬の寒さや起床時間(午前2時起き)などそれなりにつらい仕事でもあるので、根性が求められる職場ではある。

はじめはアルバイトからで十分といえる。
とにかく働くことに慣れる、人に慣れる事が何よりも重要なのだ。

最近は少子化の影響によって若者の労働力人口が減少し続けている。
そのため、ニートやフリーター層の就職サポートをメインにしている人材会社も出てきた。
一歩を踏み出せそうなら、利用してみても良いだろう。

脱ニート!脱フリーター!+若者正社員チャレンジ事業
『TOKYO START LINE 若者正社員チャレンジ事業』としてニートやフリーター歴の長い29歳以下の人材を募集している。

無料で研修を受けながら就活も【ウズウズカレッジ】
20代のフリーター層をメインに就職サポートサービスを展開している。

【ハタラクティブ】
ハタラクティブは、「20代をメインとした若年層の就職・転職」の支援サービス。
「フリーター」「既卒」の方など、「完全に未経験でも正社員として就職できる求人」をメインに取り扱っている。

その他にはランサーズクラウドワークスなどのクラウドソーシングで仕事を受託して収入を得る方法もある。
全くスキルがない場合は大きな収入は期待できないが、ここでも人との接点が発生するため改善につながる事がある。
短時間のアルバイトと平行して行うのも良いだろう。

2.支援団体を活用する

全国各地にニート・ひきこもりを支援する団体は数多く存在しており、インターネットで検索すればたくさん見つかるはずだ。
スタッフの中には元ひきこもり経験者が存在している団体も多く、同じ環境を経験した、経験している人とのつながりから、脱出への道につながるケースも少なくない。

経験豊富なスタッフばかりなので、ひきこもりの人が嫌がる言動は特に気をつけてくれる。
少しの勇気を出して一歩を踏み出してみよう。

育て上げネット
ひきこもりやニートなど若者の就業についての総合情報サイト。
「ジョブトレ」という若者に提供する就労基礎訓練プログラムも実施されている。

3.オンラインゲームをする。オフ会に参加する。

最近のオンラインゲームではグループで対戦するなど仲間内でコミュニケーションのとれるゲームが多い。
意外に思えるかも知れないが、オンラインゲームを通じた人とのつながりがひきこもりからの回復の手助けをしてくれる事もあるのだ。

相手に顔が知られることもないので、現実世界では奥手のタイプでもゲーム上では気負う事無く輪に入っていけるはずだ。
また、チームでのオフ会などリアルに人と触れあう機会もあり、デメリットが強く強調されがちなオンラインゲームだがメリットも数多く存在している。

4.親など身内の人が亡くなる

親やおじいさんなど身内の人が亡くなった時に今までの自分に嫌気がさし「これでは駄目だ!」と一念発起して脱出するケースもあった。
金銭的な援助が得られなくなることもあるが、ショック療法ともいえる。
ただ、これは完全に外的な要因なので本人ではどうしようもなく現実的では無いかもしれない。

5.気にしない自分をつくる

ニートやひきこもりになる人は例外なく「気にしい」だ。
相手の顔色、言葉遣い、雰囲気など少しのことで喜んだり、悲しんだりしてしまう。
ひとつの出来事に対していちいち振り返ってしまい、あーでもないこーでもないと考え込んでしまう人がとても多い。
結果として、人とのコミュニケーションが怖くなり、自らの殻に閉じこもってしまうのだ。

他人にあからさまに嫌われる行動をとるのは良くないが、どんなに気を遣ったとしても嫌われることがあるし、うまくいかないこともある。

どんなに面白い人、楽しい人、コミュニケーション能力が高い人でも絶対に誰かからは嫌われているのだ。
「諦める」わけではないが、そこを理解して割り切って行動できるようになろう。

脱出できなかった人

いくつかの脱出方法を記載したが、中には引きこもりから脱出することができずに現在ももがき苦しんでいる人もいる。

やる気や方法論でカバーできる範疇を超えており、精神的に疲弊して動きがとれないようなところまで行き着いてしまっている状態だ。

もちろん回復する可能性は0ではないが、相当なことが起こらないかぎりは現実世界への復帰は厳しいのではないかと思う。

そういう彼も、学生時代は普通の人と何ら変わらぬ生活を送っていた。
人と同じように笑い、友人に囲まれて楽しく生活をしていた

ただ、高校時のクラス替えで友人が全て違うクラスになってしまったことによって、居場所がなくなったことから、歯車が狂いだしてしまった。

そこからもう、20年はニートともひきこもりともとれる生活を続けている。

最後に

ひきこもりやニートは時間が経つほど、年令を重ねるほど精神的にも社会環境的にも状況は難しくなる。状態が凝り固まる前に無理をしてでも何らかのアクションを起こして状況を改善することが何よりも重要といえる。

殆どの人が小さなきっかけでひきこもってしまったはず。
逆に言えば小さなきっかけさえつかむことができれば、いつだって社会復帰の可能性が消えることはないのだ。

なんてことはない。
根本的な脱出方法は、難しく考えずに「Let it be」(なるがままに)でいけばいいだけなのだ。

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