2016年10月17日

|最終更新日 : 2016年10月17日|

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「酒鬼薔薇聖斗と関東連合~『絶歌』をサイコパスと性的サディズムから読み解く」を読んだ感想

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10月15日に発売された「「酒鬼薔薇聖斗と関東連合~『絶歌』をサイコパスと性的サディズムから読み解く」」を購入して読んでみました。

実はこの本は9月下旬に発売される予定だったのですが、出版に際して何やらいちゃもんがついたようで10月の発売日に延期になった経緯があります。

その影響なのか、10月上旬に発売が予定されていた・聖域 関東連合の金脈とVIPコネクションも10月26日に発売延期になった様です。

著者紹介

著者は工藤明男というペンネーム?で活動していた元関東連合幹部の柴田大輔さんです。
関東連合は海老蔵暴行事件や六本木クラブ襲撃事件などを引き起こした準暴力団に認定されている、いわゆる半グレ集団です。

「工藤明男は誰だ」とインターネットでは話題になっていましたが、本作からは工藤明男という名前と同時に、本名の柴田大輔も公表しています。
それだけ相当な覚悟ができているのでしょう。

工藤明男(柴田大輔)の著作
いびつな絆 関東連合の真実 (宝島SUGOI文庫)  
破戒の連鎖 ~いびつな絆が生まれた時代 
聖域 関東連合の金脈とVIPコネクション(10月26日発売)
「酒鬼薔薇聖斗と関東連合~『絶歌』をサイコパスと性的サディズムから読み解く」

内容

まず、この本を手に取る人は関東連合について興味がある人がほとんどだと思いますが、関東連合について記載されているのは全体の3分の1くらいで関東連合中心の本ではありません。

多くは「絶歌」を読んだ上で酒鬼薔薇聖斗こと少年Aと自身との境遇を重ね合わせた心情や思いを吐露する形になっています。
所々に絶歌の引用が使用され、それに対する柴田氏の思いが表現されています。

柴田氏の両親が不仲で家庭環境が複雑であったことや少年院での出来事、犯罪者についてなど経験者にしかわからない体験談が多くを占めます。

関東連合については

これまでの著作の中でも関東連合内でのいびつな関係を公開してきた柴田氏ですが、更にその様子を説明している内容が多かったです。

関東連合について詳しく記載されているのは見立氏とH原氏、N氏との関係、トラブルについて。クラブ運営者となっているのでN氏はゴブリン、ヤクザといわれているH原氏は平原氏でしょうか。

クラブ襲撃事件時における彼らとのやり取りが詳細に記載されています。
ただ、あくまでも柴田氏側だけの意見となっているため、どこまで信じ切って良いのかは少し慎重になる必要があると思いました。

関東連合についてはそのくらいで、後は酒鬼薔薇聖斗と関東連合の共通性、主に見立氏の特異性について書かれていました。

少年Aとの関係は?

絶歌を読んだ思いだけでなく、実際にこの本の最後に少年Aとのメールのやり取りが公開されています。
柴田氏からメールを送ったようですが、柴田氏の思いに共感をしたのか少年Aから何回も返信があったようです。

ネタバレになってしまうので詳細は書きませんが、少年Aのメールの文面もきちんとしたもので、文章としては全く問題のないものでした。

週刊誌に「少年Aは住居を転々としている」と記載されていたのを「ちゃうちゃう、あなた達が追いかけるからだよ」と言い返していたのは人間味が感じられて驚きました。

最終的には残念な形で終わることになってしまうのですが、境遇の似た部分の多い二人にはお互いに何か感じるところがあったのかもしれません。

感想

絶歌も読みましたが、内容が重い。
その文章を更に柴田氏がピックアップしているので、読んでいくうちに重い気持ちになりました。確実に言えるのは楽しい本ではないです。

関東連合に興味のある人か犯罪心理などに興味のある人には良いかもしれませんが、誰にでもおすすめする本ではないかと思います。

関東連合について知りたい人は、後日発売のこちらがメインになりそうですね。

聖域 関東連合の金脈とVIPコネクション(10月26日発売)

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