2016年05月19日

|最終更新日 : 2016年10月09日|

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IT

TechAcademyを受講した感想

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このページへのTechAcademy [テックアカデミー] に関する検索が多いようです。
私は2015年に実際に受講したのですが、その際に感じた感想や問題点などを書いていきたいと思います。

受講時の私のレベル

私はphpやjavascriptなどいくつかの他言語を修得している状態での受講で、更に独学でrubyも学習し始めていたため、全くの素人ではありませんでした。

職業としてウェブを扱っているため、他の参加者よりは圧倒的に知識がある状態でのスタートでした。

受講したのはWebアプリケーションコースの4週間プラン。
現在では、4週間、8週間、12週間の4つのプランがあるようですが、私が受講した時は4週間と8週間のプランしかありませんでした。
それなりの周辺知識があることもあり4週間プランを選択しました。

実際に受講した経験から言うと最初の課題こそ容易ですが、メッセージボードやツイッタークローンあたりになると徐々に難しくなっていきます。

【4週間プラン】
html、CSSなどの経験者限定。
初心者が4週間で全ての量を完遂することは相当な時間的余裕と努力がないと厳しい。

【8週間・12週間プラン】
html、プログラミング初心者はどちらかのプランを選択すべき。
素人に近いなら金銭的な余裕次第ですが、12週間にした方が良いかもしれません。

講義について

【カリキュラム】

1.HTML/CSS
目安:12時間

2.Bootstrap
目安:6時間
(twitterが開発したCSSフレームワーク。使用することで簡単にある程度のデザインクオリティが出せる特徴がある)

3.Git
目安:5時間
(バーション管理システム。ほとんどの開発がGitを使用して行われている)

4.ポートフォリオ
目安:5時間
(製作したアプリケーションの紹介ページ)

5.Ruby
目安:10時間

6.メッセージボード
目安:20時間
(簡単な掲示板を作成)

7.Twitterクローン
目安:30時間
(Twitterと同様のシステムを作成)

8.モノリスト
目安:30時間
(amazon APIを使用)

9.オリジナルサービス
目安:40時間
(オリジナルサービスの作成)

10.モノリスト
目安:30時間
(楽天 APIを使用)

授業の進め方は至って単純で、ウェブ上のカリキュラムを元に生徒が独自に課題に取り組みます。

開発環境はcloud9というウェブブラウザ上でプログラム開発ができるシステムを利用するため、windowsでもmacでも問題なく開発環境を整える事ができます。
railsであれば実際にはほとんどの開発者がmacを使用していますが、今回のような簡単なものであればcloud9で全く問題はありません。
※rails開発者にmacが多いのは、windowsではrailsの環境構築がOSの特性上複雑になりやすいため。unix派生のmacの方がrailsに適している。

わからないところはslackというビジネスチャット上で質問を行い、メンターの方々がそれぞれ解決法や考え方を教えてくれるシステムになっています。

わからないところはslackで質問をすれば返答があるので、初期の段階であればスイスイと理解できると思います。ただ、それはあくまでも課題が容易な初期の段階であって、後々になるとそれなりに考えて頭を捻らないとうまくいかないようになっています。

また、週に2回、指定された日時にAppearというビデオチャットのツールを使用して約30分間のマンツーマンメンタリングが行われます。
メンタリングではslackでは伝わりにくい質問をしたり、プログラムの雑談をしたりとより密度の濃い質疑応答が可能になります。

こちらがいくつか指定した時間の中から、メンターとの都合の良い30分が決定されメンタリングは行われます。メンタリングの相手は常に固定で同じ人が担当していました。

全ての課題を終える合計時間として160時間が設定されていますが、全てを終えようとするとそれ以上の時間は必要になってくると思います。
余裕を持った時間設計をしておかないと後々の時間が少なくなり、困ることになります。

気になった問題点

ただ、気になった点もあるにはありました。

学習システムでは、カリキュラムをひとつひとつ修得しながら課題をクリアしていくシステムになってはいるのですが、このカリキュラムのクオリティが今ひとつ心もとないのです。

それぞれに対する説明やサンプルの数が少ないため、初心者に近い人は苦労すると思います。
slackの中で、「カリキュラムの内容が薄いので参考書を別に購入しました」と宣言する人もいました。
私が受講した当初よりも改良が加えられ、画像を多く配置するなど工夫されてはきましたが、それでもまだまだ内容は薄いと感じます。
※後にカリキュラムを見て再確認できるように受講者は受講期間が終了後もカリキュラムの参照が許可されています。

ただ、その薄い部分も以下の様な意図があるのかも知れません。

・全てを教え過ぎても後々に困ることになるため、自発的な試行錯誤を求める形にしている。
・メンターがslackやメンタリングで補える範囲なので意図的に重厚に記載していない。

実際の意図は不明ですが、経験者の意見としては受講する前にhtmlやプログラムの基礎をある程度は理解してからの方が良いと思います。

結論として

皆さんが一番重要視するのは、TechAcademy [テックアカデミー] でどのくらいまで力が身につくのかと言うところだと思います。

結論を言えばカリキュラムをこなしきれば確実にrailsの基礎を修得することができます。
※基礎というのはそれなりのアプリを公開できる程度。

直接、不明点が質問できるので、独学でトライするよりは圧倒的に速くその水準まで達する事ができます。
独学の場合は、問題が出れば自身で解決する必要がありますが、そう簡単に解法が見つけられるものではありません。
プログラムができない人は、この段階で嫌になって修得を諦めてしまう人が多いといいます。

ただし、カリキュラムを全てこなすだけの時間の確保と160時間以上の学習努力ができるのであればという条件がつきます。

私がメンターの方に聞いたところでは、課題のボリュームが多いため期間内に十分なオリジナルサービスを製作しきれる人はそう多くはないそうです。
プログラムの基礎を持っていた私でさえも苦労しましたから、初心者に近い人には相当な努力が必要になると思います。

ちなみに、このブログも依頼を受けて私が構築しました。
ブログ形式のサイトは、一般的にはWordpressで作成することがほとんどかと思いますが、Wordpressはとにかく遅いうえにデザインもテーマをいじらないと変更できないという面倒な状況であったためrailsとvpsサーバーでブログを実現しています。
※カリキュラムではvpsではなく、herokuを使用しています。herokuとはPaaSと呼ばれる容易にデプロイが可能なシステムのこと。

TechAcademy [テックアカデミー] の講義を修了することができれば、この程度のブログシステムや楽天のようなショッピングサイトなら簡単に製作できるようになります。

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